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別注半纏について

半纏を別注するために必要な内容を4つに纏めました。
1.染め方と地色と生地

2.背大紋と衿文字
3.総柄、腰柄など
4.寸法

1.染・生地・色:弊店の主な染め方は 反応染め/硫化染め/藍染/インクジェットです。条件により別の染め方をお勧めする場合もあります。

反応染め半纏は、1デザインに付き10着より承ります。
反応染は、白抜きする部分を伏せる型を生地の上に置いて片面から染料を引きます。染めごとに調合して色を作るので、様々な色を作ることができます。生地は巾広(90Cm以上)の木綿を使います。

硫化染め半纏は、1デザインに付き10着より承ります
地色は黒、紺、茶、青、緑の決まった5色で、様々な色目を作ることができません。写真の様に部分的に色をいれることができます。生地は主に小幅木綿の丸紡やすらぶを使います。

藍染半纏は、1デザインに付き2着より偶数で承ります。
藍染は色落ちし易いですが、洗うにつれ時が経つにつれ美しい独特の青に変化していきます。使い込むことにより着心地が良くなり良い色になっていくのが藍染の特徴です。
生地は主に小幅木綿の丸紡やすらぶを使います。

防染について:硫化染めと藍染は防染といって、白抜きする部分に糊をおいて染料が染みないようにしてから、染料に浸して生地をそめます。その為、細かく繊細なデザインには不向きですが、染物らしい味わいがあります。
左の写真は硫化染めです。

インクジェット半天は1デザインに付き1着より承ります。
インクジェットプリントは、型を作らずパソコンで作ったデータを使います。染ではできない細かい表現と多色プリントが可能です。
但し、弊店では使用生地がポリエステルのみなので、神輿を担ぐ半纏としては不向きです。

染め方最低注注文数使用生地地色
反応染10着綿 巾広生地多数
硫化染10着綿 丸紡 すらぶ等黒、紺、茶、緑、青
藍染2着 偶数綿 丸紡 すらぶ等藍色
インクジェット1着ポリエステルカラーチャートから選択

2.背大紋と衿文字:印半纏の要です。何をどの様にいれるか知恵のしぼり処です。


3.腰柄、総柄等:腰柄入りや総柄にする場合は、背大紋とのバランスが大切です。
一丁目だから腰に白線1本入り、二丁目だから二の字総柄など、背と衿と柄で意味を表わすことができます。


4.寸法

染め方やデザインにより寸法に制約がある場合があるので、デザインと共にご相談ください。